sMedio、地質評価業務支援の「切羽(きりは)AI評価システムサービス」を開始~iPad、アプリケーション、クラウドシステムをサブスクリプションで提供~

※記載の情報はリリース発表時のものです。

報道関係各位




2020年2月3日
株式会社sMedio


sMedio、地質評価業務支援の「切羽(きりは)AI評価システムサービス」を開始
~iPad、アプリケーション、クラウドシステムをサブスクリプションで提供~

株式会社sMedio(本社:東京都中央区、代表取締役社長:岩本 定則、東証マザーズ:3913、以下sMedio)は、トンネル掘削工事で実施する切羽(トンネルの掘削断面)の観察工程において、AIが地質評価のサポートを行い、評価結果を切羽観察簿に出力するクラウドサービス「切羽AI評価システムサービス」を構築しました。2020年4月1日より、本サービスの提供を開始します。

トンネル掘削工事においては、地質に応じた工事を施工するために、切羽の観察および評価が行われています。切羽観察は、地質評価に熟練した技術者が目視で実施しており、また、切羽観察簿は紙で作成・保管されているため、ノウハウの伝承に時間がかかる状況となっていました。

sMedioが作成した切羽観察向けAI学習モデルは、これらのノウハウをAIに学習させ、AIが熟練技術者と同等の地質評価を行うことを目標に開発しています。サービス利用者は、AI学習モデルを組み込んだiPadアプリケーションでの切羽観察、クラウドシステムを使った切羽観察データの一元管理と切羽観察簿の出力を行えます。sMedioは本システムをサブスクリプションサービスとして提供します。

AI学習モデルは、本サービスを利用する各社の岩石データを共有して学習させるため、各個社で行うデータよりも豊富なデータが準備されます。なお、学習モデルの更新についても定期的に行っていきます。

切羽AI評価システムサービスは、以下のような構成で提供します。
(1)iPad本体の貸し出し(カバー付き)
(2)iPadで動作するソフトウェア製品
   ・iPadで撮影した切羽写真からAIの判定を行う学習モデル
   ・iPadでAI学習モデルを活用するためのアプリケーション
    (AI判定結果閲覧、スコア入力、クラウドへのアップロード)
(3)クラウドシステム
   ・iPadからアップロードされたAI判定結果、入力スコア、撮影した写真の閲覧
   ・iPadからアップロードされた入力スコアの編集
   ・切羽観察簿のエクスポート
    ※切羽観察簿は、複数の出力フォーマットに対応しています。
    ※サービス利用者が使用する切羽観察簿にカスタマイズ対応します。
(4)オプションサービス
   ・詳細分析データの提供
   ・工事終了後のスコア、AI判定結果、写真データの保管/閲覧サービス

Webサイトでの情報公開は2月中旬を予定しています。また、本件に関するお問い合わせは下記メールにて受付しています。
support_AI_Technologies@smedio-01.com

sMedioでは、本サービスを多くの土木工事、トンネル施工企業に利用していただくことが、より精度の高いAI学習モデルの提供につながると期待しており、またトンネル掘削工事での切羽観察工程の効率化に貢献するものと考えています。

<sMedioについて>
sMedioは2007年の設立以来、マルチメディア、無線接続技術関連ソフトウェアの開発力で高い評価を獲得しているソフトウェア開発会社です。「デジタルトランスフォーメーションの加速」をミッションとし、近年はAI(人工知能)による映像解析、IoTプラットフォーム製品、セキュリティ関連技術に事業分野を広げ、ソフトウェアによる新たな価値の創造に取り組んでいます。

※このニュースリリースに記載されている会社名および製品・サービス名などは、各社の登録商標または商標です。
※iPadは、Apple Inc.の商標です。

■報道関係の問い合わせ先
株式会社sMedio URL https://www.smedio.co.jp/
〒104-0033 東京都中央区新川2-3-1 セントラルスクエア8階
TEL:03-6262-8660 FAX:03-5540-0211

■本件のニュース配信に関する問い合わせは下記へ連絡をお願いします
株式会社ピーアンドピービューロゥ 担当:山下
E-mail pp-yama@x.age.ne.jp
TEL:03-3261-8981 FAX:03-3261-8983