PTC、環境サステナビリティへの取り組みを推進 Science Based Target initiative(*)を推奨、AnsysとaPrioriとの連携を強化し、製造業向け環境サステナビリティ製品の開発を目指す

※記載の情報はリリース発表時のものです。
報道関係各位

 

 

 

2023年5月24日
PTC ジャパン株式会社

PTC、環境サステナビリティへの取り組みを推進
Science Based Target initiative(*)を推奨、AnsysとaPrioriとの連携を強化し、
製造業向け環境サステナビリティ製品の開発を目指す

米 PTC(本社:米国マサチューセッツ州、社長兼 CEO:ジェームス・E・ヘプルマン、NASDAQ:PTC、以下PTC/日本法人:PTC ジャパン株式会社、本社:東京都新宿区、代表取締役:桑原 宏昭)は、本日、環境保全活動の一環として、新たな取り組みを発表しました。PTCは、Science Based Targets initiative(*) (SBTi)への参加を表明し、短期的な排出量削減と長期的なネットゼロ目標に取り組みます。さらに、PTC は複数の物理現象を解析するCAE ソフト Ansys、製品設計や部品調達を最適化するデジタル製造シミュレーションツールaPrioriとの連携を強化し、製品の非物質化と製造効率の分野でメーカーの環境維持目標を支援します。

PTCの最高事業戦略・マーケティング責任者であるキャサリン・クニカーは、次のように述べています。
「PTCのSBTiへの取り組みは、気候変動の影響を考慮する上で、正しい行動であると考えます。このことは製造業のお客様との幅広い取り組みの一環でもあり、お客様の環境維持目標に沿った形で、弊社自身による消費資源量を削減していくものです。」

PTCは、SBTiの取り組みと並行して、製品の環境フットプリントの削減に向けたメーカーの取り組みに対する支援を拡大しています。材料の製造や循環促進の可能性など、製品の環境フットプリントの大部分は設計段階に決定されます。PTCは、業界をリードする製品設計、ライフサイクル管理ソフトウェアと、AnsysおよびaPrioriとの新しいパートナー統合を通じて環境負荷の数値を可視化し、メーカーの環境フットプリントへの配慮に対処していきます。

PTCとAnsysは、製品設計およびシミュレーションソフトウェアで数年前から提携しており、PTC製品である3D CADのCreo(R)、製品ライフサイクル管理(PLM)のWindchill(R)とAnsysの材料データ管理ソリューションAnsys Granta MIとの統合ワークフローの最適化を追求していきます。これらのワークフローにより、設計エンジニアは製品に使用される材料が製品の性能、体積炭素、リサイクル性にどのように影響するかを容易に評価できるようになり、より持続可能性の高い高性能な製品の開発につながることが期待されています。

Ansys社の製品担当副社長兼ゼネラルマネージャであるMark Hindsbo氏は、「Ansys社は、CreoやWindchillとの既存のAnsys Granta接続に加え、PTCと共同で材料管理およびサステナビリティの統合ワークフローをさらに追求できることを嬉しく思います」と述べています。
「これらのワークフローは、予測精度、トレーサビリティ、信頼性の高い材料データといった情報を企業全体に提供することで、エンジニアが製品を設計する際に、性能と環境フットプリントの優先順位やバランスの決定を支援します。」

PTCとaPrioriは、WindchillとaPrioriのaP Pro、aP Design、aP Generateソフトウェア間の相互運用性の向上を追求します。これらのソリューションにより、設計者はCADやPLMでデザインを確認し、部品コスト、製造性、環境フットプリントに関するレポートが作成できます。変更が必要な場合は、
aPrioriのソフトウェアが設計者に向けて改善のための推奨事項を生成します。
このプロセスにより、過剰なコストやフットプリントが発生する前に変更が行えるようになります。

aPrioriの社長兼CEOであるStephanie Feraday氏は、「今日の製造業は、収益性と持続可能性を同時に高めるという絶え間ないプレッシャーに直面しています。」と述べています。
「aPrioriは、製品設計の初期段階から生産に至るまで、コスト削減、二酸化炭素排出量の削減、生産性の向上を実現する自動製造に関する知見を提供できるユニークな立場にあります。PTCとの関係を拡大することで、PTCのお客様が当社の能力とPTCへの投資を最大限に活用し、迅速かつ自信を持って製品の意思決定を行うことができるようになります。」

「PTCとAnsysやaPrioriのようなパートナーは、私たちが毎日使う製品のフットプリント全体を削減する上で、重要な役割を担っていると考えています」とPTC エグゼクティブ・バイスプレジデント兼チーフ・ストラテジー&マーケティング・オフィサーのKnikerは続けます。
「これは、PTC、パートナー、そしてお客様にとって真の市場機会であり、さらに重要なのは、ビジネス以上に影響を与える有意義な仕事であるということです」。

PTCが主催する「LiveWorx(R)」(2023年5月15日~18日、米ボストン)では、Catherine Knikerによる「Tangible Strategies for Improving Product Sustainability」と題したトラック・スポットライト・プレゼンテーションを含め、PTCは環境サステナビリティの専用トラックを運営しています。

*Science Based Targets initiativeとは「科学的根拠」に基づく「二酸化炭素排出量削減目標」の設置を求めるイニシアチブ

*本内容は米 PTCが2023年5月16日に発表した報道資料の翻訳です。

PTCについて (NASDAQ : PTC)
PTCは、製品やサービスのイノベーションの加速、オペレーション効率や従業員の生産性の向上を実現するソフトウェア・ソリューションを提供し、世界の製造業が二桁の効果を生み出す支援をしています。PTCと幅広いパートナーネットワークが提供するデジタル・トランスフォーメーション(DX)推進のためのソリューションは、オンプレミス、クラウド、純粋なSaaSプラットフォームを介して柔軟な導入が可能です。PTCは、よりよい世界を想像するだけでなく、実現するために貢献しています。

PTCジャパンについて
米PTCの日本法人(本社:東京都新宿区)。CAD、製品ライフサイクル管理(PLM)、IoT アプリケーション開発プラットフォーム、拡張現実(AR) オーサリングソリューションの各テクノロジー ソリューションにより、製造業における顧客企業を支援。拡張性と相互運用性に優れた製品設計ソフトウェア群のCreo、製品とサービスのライフサイクル全体にわたる製品コンテンツと業務プロセス一元管理のWindchill、工学技術計算の設計と文書化を同時に行えるMathcad、IoT アプリケーション開発プラットフォームのThingWorx、拡張現実(AR)オーサリングソリューションのVuforia、産業用接続プラットフォームのKepwareといった革新的なソフトウェア製品と、製品開発業務プロセス改革コンサルティング、製品教育サービス、テクニカルサポートを提供しています。1992年3月設立。国内4事業拠点。
Web サイト: https://www.ptc.com/ja

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※PTCの社名、ロゴマーク Windchill、CreoおよびすべてのPTC製品の名称は、PTC Inc.(米国および他国の子会社を含む)の商標または登録商標です。その他、記載している会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。